2010年02月21日
俳優の藤田まことさん、お別れ
映画や舞台、テレビでも大人気だった名優・藤田まこと(原田真)さんが、
17日、吹田市内の病院で亡くなりました。
ご年配の方は1960年代に放送された「てなもんや三度笠」の時次郎役が
記憶に残っているのではないでしょうか。なんと関西地区では最高視聴率が
64パーセントを記録したことがあるそうです。ものすごい人気ですね。
さらにCMキャッチコピーも一世を風靡しました。「あた前田のクラッカー」
というキャッチコピーは若い人でも聞いたことがあるくらい有名な流行語、
藤田さんの知名度を全国区に押し上げたそぅです。
とはいえ、藤田さんといえばやはり「必殺」シリーズですよね。
じつは「てなもんや三度笠」の放映が終わった後、あまりにも時次郎の
イメージが強すぎて仕事がこなかった時期があったそうです。不遇の時代を
耐えて巡りあった2つ目のはまり役が「必殺シリーズ」の中村主水役、という
わけです。
必殺仕事人の主水役、はぐれ刑事純情派の安浦刑事役も、現代人の記憶から
消すことのできない印象的な演技で楽しませてくれました。
織田裕二を見て「カンチ」とか「青島」とか呼ぶ人は少ないと思いますが、
私は藤田さんを見ると「主水」の名前が先に浮かんでしまいます。それくらい
役のイメージが強烈なのは、演技が素晴らしいからなのでしょう。
食道がんを患い、明治座の舞台を降板して手術を受けたことは記憶に新しい
ところですが、その後も、慢性閉塞性肺疾患と診断され、去年は出演していた
テレビドラマ「JIN−仁−」を降板してしまいました。
これだけ大病を患いながらも、テレビでちょくちょく見ていたような気がする
藤田さん。必殺仕事人に代表されるテレビドラマ、その関連コンテンツなどは、
今後も私たちを末永く楽しませてくれるに違いありません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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これだけ大病を患いながらも、テレビでちょくちょく見ていたような気がする
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謹んでご冥福をお祈りいたします。
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Posted by 美江 at 00:09