2010年02月27日
不況なのに正社員はむしろ増えている!?の噂
不況不況と言われているなか、実際の日本のビジネスマン
はどういう状況で働いているのでしょうか。
実際求人サイトを見ていると、やはり厳しいなとは思い
ますが、それでも正社員の募集はあります。
現在のマスコミの提唱する定説としては、「正社員は減って
いる」といわれています。日本の貧困問題の本丸は「若い非正社員」
にあると、たくさんの偉い人も言ってますよね。
そういう情報を、日本人みんな信じているのが現状なのですが、
今日あるニュースで、「正社員はむしろ増えている」という
記事を見ました。
リクルートエージェントの海老原嗣生氏がいうには、
「『1994年〜2008年の14年間で15〜24歳の正社員が300万人も減った』
と言われていますが、そもそも総人口を比較すると573万人も減少して
いますからね」
また、人口減以外の問題については。
「若年層の2人に1人が非正規と声高に言いますが、大学生の増加も
大きいんです。15〜24歳までの就労者(534万人)のうち、確かに5割弱
の248万人が非正規。でも、このうち在学中の人数は115万人。つまり学生
バイトです。これを除くと非正規雇用は133万人で、正規68.2%に対し、
非正規は31.7%に下がる」
なるほど。数字のマジックというわけなんですね。
確かに周りを見渡しても、非正規雇用の若者をそこまで多く知りません。
特に24くらいからはみんな必死に正社員にしがみついてますよね。
実際、1994〜2008年までの14年間で、大学生・院生は48万人も増加して
いるそうです。人口が減り、大学生が増えれば当然、正規社員は減る。
またそもそも「昔から25歳までの非正規数は多かった」と氏はいいます。
「現在25〜34歳の正社員は916万人で、非正規は315万人ですが、その人
たちの10年前を見ると、正社員が454万人で非正規は239万人。
つまり今の非正規の人も10年後には正規雇用になっている可能性が
あるんです」
そう考えると、若年非正規は言われるほどの問題ではないかもしれません。
「若年だけでなく、日本全体でも正社員が減っているとよく騒ぎますね。
これも似た構造です」とも指摘。
15〜65歳の生産年齢人口が'96年以降、猛烈な勢いで減少しているのだ
そうです。そのせいで、正社員も1998年をピークに減少に転じたということに。
「生産年齢人口がまったく同じ8178万人だった'84年と'07年を比較すると、
正社員数は1984年が3333万人、2007年は3441万人と、つまり108万人(3.2%)も
増加しています。ただこの間に、非正規社員は、1128万人も増えている。
つまり、『正社員を減らして非正規社員を増やした』のではなく、
『正社員も増えたが、非正規社員のほうがもっと増えた』というのが正解です」
さらに、'03年の製造業への派遣解禁で「正社員を派遣社員に置き換えた」と
いう論調もバッサリ。
「元々製造業は自社従業員ではなく、製造請負会社という『外部の従業員』を
大量に抱えていましたが、解禁によって『請負企業の正社員』から『派遣社員』
へ雇用形態のみ変更され、正社員減少に繋がった。この見せかけの正社員減少
だけで40万人にもなります」
たしかにそうかもしれませんが、だからといって、明日が明るいわけ
でもなく……。これからの社会の変化に期待していきたいと思います。
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いる」といわれています。日本の貧困問題の本丸は「若い非正社員」
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今日あるニュースで、「正社員はむしろ増えている」という
記事を見ました。
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「『1994年〜2008年の14年間で15〜24歳の正社員が300万人も減った』
と言われていますが、そもそも総人口を比較すると573万人も減少して
いますからね」
また、人口減以外の問題については。
「若年層の2人に1人が非正規と声高に言いますが、大学生の増加も
大きいんです。15〜24歳までの就労者(534万人)のうち、確かに5割弱
の248万人が非正規。でも、このうち在学中の人数は115万人。つまり学生
バイトです。これを除くと非正規雇用は133万人で、正規68.2%に対し、
非正規は31.7%に下がる」
なるほど。数字のマジックというわけなんですね。
確かに周りを見渡しても、非正規雇用の若者をそこまで多く知りません。
特に24くらいからはみんな必死に正社員にしがみついてますよね。
実際、1994〜2008年までの14年間で、大学生・院生は48万人も増加して
いるそうです。人口が減り、大学生が増えれば当然、正規社員は減る。
またそもそも「昔から25歳までの非正規数は多かった」と氏はいいます。
「現在25〜34歳の正社員は916万人で、非正規は315万人ですが、その人
たちの10年前を見ると、正社員が454万人で非正規は239万人。
つまり今の非正規の人も10年後には正規雇用になっている可能性が
あるんです」
そう考えると、若年非正規は言われるほどの問題ではないかもしれません。
「若年だけでなく、日本全体でも正社員が減っているとよく騒ぎますね。
これも似た構造です」とも指摘。
15〜65歳の生産年齢人口が'96年以降、猛烈な勢いで減少しているのだ
そうです。そのせいで、正社員も1998年をピークに減少に転じたということに。
「生産年齢人口がまったく同じ8178万人だった'84年と'07年を比較すると、
正社員数は1984年が3333万人、2007年は3441万人と、つまり108万人(3.2%)も
増加しています。ただこの間に、非正規社員は、1128万人も増えている。
つまり、『正社員を減らして非正規社員を増やした』のではなく、
『正社員も増えたが、非正規社員のほうがもっと増えた』というのが正解です」
さらに、'03年の製造業への派遣解禁で「正社員を派遣社員に置き換えた」と
いう論調もバッサリ。
「元々製造業は自社従業員ではなく、製造請負会社という『外部の従業員』を
大量に抱えていましたが、解禁によって『請負企業の正社員』から『派遣社員』
へ雇用形態のみ変更され、正社員減少に繋がった。この見せかけの正社員減少
だけで40万人にもなります」
たしかにそうかもしれませんが、だからといって、明日が明るいわけ
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Posted by 美江 at 01:13